雲の彼方の中秋の名月
9月は本当に天気が悪かった。8月は26日間も太陽撮影ができいたのに、9月は薄曇りの日を含めてもたった13日。年間平均雨量はあまり変化がないようだが、月単位で見ると大きく異なるようだ。
9月25日は中秋の名月だったが、あいにくの曇り空。ほんの一瞬名月の姿を拝めただけだった。日本人はもう一度お月見をする文化がある。中秋の翌月の旧暦9月13日の十三夜だ。平安時代中期の天皇醍醐天皇が、父の宇多上皇と酒を酌み交わしていた折、空を見上げると十三夜が昇っていた。それを見た上皇が、中秋も良いが十三夜も無双だと言ったことから、十三夜の月見が始まったとか。今年の旧暦9月13日は、10月23日に当たる。
ところで、中秋と十三夜の両方を見ないと、片観月といって縁起が悪いという言い伝えがあるが、これは江戸時代の廓で遊女のセールストークとして使われたそうだ。
というわけでそんな言い伝えに影響されることなく、十三夜の夜は晴れることを祈り、お月見をすることにしよう。ちなみに十三夜はこれからさらに満ちてゆく月であることから、希望の月とも呼ばれている。