みどころ

■8月15日 金星が東方最大離角

 夕方の西の空でキラキラと輝く宵の明星金星が、8月15日に東方最大離角を迎える。東方最大離角とは、地球から見て、内惑星が太陽から黄道上で最も離れて見えるときのこと。そのときの太陽からの離角は、金星では47°程となる。また、太陽-内惑星-地球が作る角度がほぼ90°になったときでもある。最大離角は太陽の東側と西側で起こるが、太陽より東側に離れたときを東方最大離角といい、太陽が沈んだ後、西空の高い位置に見える。ただ最大離角になっても、地平線に対する黄道の傾きによって地平高度は大きく変化し、低いときは日没30分後の高度は15°程にしかならないこともある。
 今回の東方最大離角は、黄道が地平線に対してやや寝ている状態で起こるので、金星の高度は、日没30分後で17度しかないのが残念。金星が沈むのは20時30分ごろと早い。しかし等級は-4.3等。これは1等星の100倍以上の明るさだ。これだけ明るいと、日没直後のまだ明るい空でもいやでも目に入るので、まさにUFOと間違えるほどの存在感だ。


●8月16日 月と金星が並ぶ
 こんな金星のそばを8月15日から17日にかけて新月直後の細い月が、東方最大離角を言わくかのように通り過ぎて行く。月と金星が最も近づくのは16日で、月齢3.7の月と金星が並ぶ。月と金星の間隔は3度角程で、なかなかの接近となり、7倍双眼鏡の視野にちょうどいい感じで収まる。夕焼け空でまばゆいばかりに光り輝く金星と、地球照を伴った柔らかい光を放つ月のコントラストを十分に楽しむことができる。