火星が明るくなってきた
11月20日 月と火星がランデブー
11月16日~ 火星がプレセペ星団(M44)に接近
残業で帰宅が深夜になってしまったり、深夜まで勉強したときなど、ふと東の空に目を向けると、「あれ、あんなところにあんな赤い星あったっけ」と疑ってしまうほど、やたら赤く明るい星が目に入る。じつはこの星、来年1月に接近を控える火星なのだ。明るさも徐々に上昇し、近くで光るふたご座のポルックス、オリオン座のベテルギウスよりも明るい-0.3等になった。
そんな火星が、かに座で11月20日に月齢19の下弦前の月と約4.3度角の間隔で並び、7倍双眼鏡で下弦の月と赤い火星が寄り添う様子を心行くまで楽しむことができる。
そして、火星は12月8日の留まで順行を続け、じわじわとかに座の散開星団プレセペ(M44)に近づいて行く。このようすも双眼鏡で楽しめる。
また、最接近まで2ヶ月を切り視直径は10秒角台となり、そろそろ15cmクラスの望遠鏡で楽しめるようになってきた。