みどころ

 

しし座のレグルスが月に隠されるされる

1月7日深夜 レグルス食食

 

 月が恒星を隠す現象を星食というが、星食を起こす恒星は、月の軌道が黄道に対して5°しか傾いていないため、黄道付近にあるものに限られている。そして軌道は約18.9年の周期で黄道上を西向きに移動しているため、黄道付近の恒星でも毎年必ず食になるとは限らない。そのかわりある恒星が一度食を起こすと、その後しばらくはその恒星の食が続くようになるというわけだ。
 春の星座であるしし座の主星レグルスも黄道付近に位置しているため、食の対象になる。レグルス食といえば昨年11月13日に起こったが、日の出以降の現象で東京以北でしか食にならなかった。今年は、何とレグルス食が1月と3月に起こる。その1回目が1月7日深夜に見られる。
 しし座は春の星座だが、1月でも深夜になると南東の空高くに昇っているので、とても観望しやすい。るグルスを隠す月は、満月3日後の月齢17.7でけっこう明るいが、レグルスは1.3等なので月の明るさに負けて見にくくなる心配はない。
 名古屋ではしし座とともに昇った月の高度が58度になる1時16分ごろ月の明るく輝く縁の南寄りの位置に潜入する。そして潜入からおよそ56分後の2時12分ごろ少し欠けて影になった部分から出現する。その時の月の高度は65度だ。潜入する位置は、北の地域ほど月の中央に近く南の地方ほど南にずれる。九州では福岡市ではギリギリ食になり、潜入時刻は1時25分ごろ、出現時刻は1時42分ごろで、食の時間は17分しかない。なお佐賀県唐津市から宮崎県延岡市をあたりが南限界線となり、それより南では食とはならず接近となる。
 貴重な1等星の食なので、ぜひとも見ておきたい。次は3月2日に起こる。