夕方の西空がにぎやかになって来た
5月19日 月が金星に接近 20日 月が木星に接近
夕方に西天で金星がゆっくりゆっくり高度を上げて、やっと宵の明星らしい輝きを見せるようになってきた。一方冬から春にかけて星空を賑わしてきた惑星界の帝王木星が、ぼつぼつシーズンオフを迎えようとしている。こんな2つの惑星の中を、5月19日~20日にかけて新月後の細い月が通り過ぎて、19日には金星と、20日には木星とランデブーをする。
●5月19日 月と金星が並ぶ
金星の高度は、日没約60分後でおよそ17°とかなり高くなってきた。明るさは‐4等で最大光度には達していないが、十分に華麗な輝きを放っている。そんな金星に19日に月齢2.6の細い月が接近する。両天体の間隔は約5度角で大接近とはならないが、金星が優し気な月を引き連れて西の地平線に向かって行くようすが幻想的だ。7倍双眼鏡の視野に地球照を伴った三日月と、きらきら光るビーナスが何とか収まる接近となる。
●5月20日 月と木星が並ぶ
20日には月齢3.6と目立つようになった月が、西の地平線を目指して高度を下げ始めた木星と並ぶ。間隔は3.5度角程で、7倍双眼鏡の視野に余裕で収まる。地球照がくっきり見える細い月と、-1.9等で輝く黄金色の木星のコントラストが美しい。木星の周りにはガリレオ衛星がまとわりついていることもわかるだろう。