みどころ

11月30日今年3回目の半影月食! 

 初冬の11月30日の宵、1月11日、6月6日に続き今年3回目の月食が起こる。
今回も月が地球の本影に完全に入り込む皆既月食や部分月食ではなく、月が本影の周りに薄く広がる半影の中に入る半影月食なので、皆既中にワインレッドに光る月や月が欠けるようすは残念ながら見ることはできない。観望のポイントは、半影に入る前と半影を通過中とで、月の明るさの微妙な変化に気が付くかどうかにあるが、今回は月が半影の南側を通過する。


 さて、今回の半影月食は、半影食の始まりが16時32分で、日没の頃東の空に月が昇るか昇らないかのタイミングで始まる。
 名古屋での日没時刻は16時42分、月の出時刻は16時37分だ。月食の場合、現象時刻は全国同じなので、東海地方では、食が始まってからの月の出となる。半影食最大は18時42分で、すでに薄明は終わっているうえ、月の高度も名古屋で25度ほどあるので、十分良い条件と言える。
 今回は、半影の南の端をかすめるように月が通過するため、本影に近い月の北側が薄暗くなっている。肉眼で見て本当に月北(左上)が薄暗くなっているかどうかはっきりわからない時は、双眼鏡や望遠鏡で見てみよう。さらに目で見る以上にはっきりするのは、明るさを客観的に記録してくれる写真に写した時だ。望遠レンズなり望遠鏡にカメラを取り付けて、満月の時の適正露出で撮影してみるか、スマホでも明るさ補正をして月の模様がわかるようにしてズームアップして撮影すれば、意外にはっきりと明るさの変化を捉えてくれる。本影の周りには、確かに半影が取り巻いているのだということを実感しよう。