晴れた!皆既月食

9月8日未明は約3年ぶりの皆既月食画起こった。

 その日(7日)は、松阪のみえこどもの城で、皆既月食の講演会と観望会があったため、帰宅したのは夜11時ごろ。シャワーを浴びて少し休憩した後、疲れた体に鞭打って撮影準備を始めた。23頃はけっこう雲があって心配したが、0時過ぎには快晴となり、最高の皆既月食日和となった。

 今回はあまり欲張らず、FCT125直接焦点で10分間隔で撮影しつつ、コンデジでスナップ間隔で撮るという手抜きスタイル。

 午前1時27分欠け始め。実際はすでに半影の中に入り本影に限りなく近づいているため、月の上がうっすらと欠けたように見える。9月の深夜というのに無風状態でかなり湿度が高く汗ばんでくる。透明度も良くない。

 

 順調に部分食が進み、2時31分皆既の始まり。うーん月が暗くないか?と思いつつ、3時12分食最大を迎える。明らかに3年前の皆既月食より暗いどす黒い赤の不気味な月となった。ところが皆既の終りが近づくにつれ、やや明るさを取り戻し鮮やかな赤になったような気がした。これは火山灰と化の影響ではなく、貞操の水蒸気量のせいか?気が付けば北から穏やかな風が吹き始め、過ごしやすくなったような気がする。

 

 4時25分、西に傾いた月が半分ほど復円。すると西の地平線から雲が湧いてきている。これはやばいと思いながら撮影を続けたが、4時37分に月が雲の向こうへ消えてしまった。本影食終了まであと20分なのに・・・と諦めきれないまま宙を見つめていたら、雲の切れ間から月が本のつかの間顔を出す。とにかくできるだけ撮影を続けようと、晴れ間を縫うように撮影し、最後のシャッーは、4時57分だった。

 

 最後の3カットは10分間隔で撮影できなかったものの、なんとか本影食の最初から最後まで見ることができた。当初GPV気象予報では、終始雲量40%前後の予報だったことを思えば、最高に近い皆既月食だったのではないだろうか。

 次の皆既月食は、来年3月3日の東の宵空で起こる。

 

 

2025年09月09日