ミニマムムーン

 2月6日未明の満月は、今年見かけの大きさが最も小さい。最も大きいスーパームーンに対してミニマムムーンと呼ばれることがある。どれぐらい小さいのかとりあえず撮影してみた。視直径つまり見かけの大きさは29.9′。

 太陽と月は、実際の地球との距離は約400倍違う。しかし実際の直径も約400倍違うため、地球からはほぼ同じ大きさに見える。どちらも約30′(0.5°)。だから日食は劇的な現象になるわけだ。

 ただ、月も地球も軌道は楕円なので、近づいたり遠ざかったりして、見かけの大きさは微妙に変化する。その量は月は13%、太陽は3%ほどだ。ちなみに月はおよそ27.3日で地球を一周するので、ほぼ毎月最遠・最近が訪れるが、太陽は1月4ごろ最近、7月4日ごろ最遠となる。つまり冬の時期は地球は太陽に近づいているというわけだ。

 そこで、2月6日の今年一番小さな満月と大き目の太陽とを比較してみた。それが下の写真だ。かなり大きさに差があることがわかるだろう。ちなみに今年のスーパームーンは、8月31日だ。

 

 

 

2023年02月06日