完璧!!皆既月食

 11月は、例年になく忙しくて、11月8日の皆既月食の結果をアップする暇もなかった(ちょっと大袈裟)。遅ればせながら11月8日の皆既月食を振り返ろう。
 11月8日の皆既月食当日は第2火曜日。そもそも毎月第二火曜日は、中日文化センター一宮の講座が、15時30分から17時まで入っている。それに気が付いたときはすでに手遅れ。日程変更をすることができずそのまま当日に突入。17時まで講座をやって家に帰っていては18時09分の欠け始めに絶対に間に合わない。結局10分早く終わらせてもらって猛ダッシュ!あらかじめ望遠鏡はセットしておいたので、なんと18時05分から撮影開始することができた。おまけに天気は快晴。最初から最後まで心置きなく撮影できた。
 さて、気になる皆既中の月の明るさだが、個人的には標準的な皆既中の月よりもやや暗く感じたが、先入観もあるので何とも言えない皆さんの目にはどう映っただろうか。


 今回は天王星食もあるということで、意識して月の周りの微恒星を見ていたが、天王星食の1時間ほど前に7等級の星が皆既中の赤い月の後ろに消えていった。そしていよいよ20時34分天王星の潜入だ。低倍率でも明らかに構成と違う青っぽい円盤像?であることがわかる。21時21分の出現もばっちり。


 久々に減少時刻も減少高度も天気もパーフェクトな皆既月食だった。おまけに天王星食付き。これが土星食だったらもっと感動したに違いないが、贅沢は言うまい。
 次の月食は、2023年は、5月6日深夜の半影月食と、10月29日明け方の部分月食があるが、どちらも皆既には全く及ばない。次に皆既月食が条件よく見られるのは2025年9月8日まで待たなければならない。

2022年11月30日