ZTF彗星を撮ってみた
最近ネットで話題となってきたZTF彗星(詳細はみどころ参照)、写真を撮らねばと思いながら、仕事が忙しいこと(本当は寒くて億劫だった?)を理由に、ずるずると先延ばしをしていた。ところが最近、「ZTF彗星見えますか?」とか「どうやって見つければいいですか?」と写真撮りたいんですけど」といった問い合わせが多くなってきた。迂闊な返事もできないので、やっと重い腰を上げて1月31日、月齢9の月が煌々と夜空を照らす3等星がやっとの22時ごろ、観望と撮影を敢行した。(ちょっ大げさ)
この日はきりん座の目立つ星のない領域に位置していたので、手持ち双眼鏡では簡単に見つからない。そこで赤道儀でカペラから目盛環導入をしてみる。望遠鏡は黄経125mmフローライト(FCT125)。7倍50mmファインダー出はどうがんばっても確認できない。125mm30倍では、球状のZTF彗星がかすかに見える。うーん予想より暗いなあ、5.5等ぐらいか。気を取り直して直焦点で写真撮影。ISO80015秒露出で12カット。それを合成したのが下の写真だ。2021年12月に見えたレナード彗星より暗い。2月2日にの今日近地点を通過しこれから徐々に暗くなってゆくが、火星に接近する2月12日前後が月明かりもなく、観望・撮影チャンスとなるだろう。