自転する太陽
太陽が自転していることはあまり実感としてわかないが、実際は赤道付近で27.5日、高緯度帯でおよそ31日の周期で自転している。月の満ち欠け周期と同様にほぼ1ヶ月というところが興味深い。
太陽黒点を撮影していると自転していることはもちろん気が付くが、明確にわかるように撮りためた写真のうち、とりあえず昨年12月1日から今年2月12日までを動画にしてみた。動画にすることによって、自転していることはもちろん、黒点は突然現れまるで生き物のように日々変化していること、太陽の高緯度帯には現れないこと、経度帯によって黒点が少ないところと多いところがあることがわかる。
一般的に黒点は、極小期には緯度の南北30度付近に現れ、極大期に向かうにつれて緯度15度付近に集中してくるといわれる。最近黒点の数は増えてきたが、出現位置を見るとまだ極小期を脱したとは言えないだろう。