深読みギリシャ星座神話あとがきより1

 気が付けば、今年ももう半分終わってしまった。この1年半、あいまいなPCR検査に振り回され、今度は治験中の未知のワクチン接種騒動に世界中が踊らされている。そして国と国、個人と個人の分断があちこちで起こっている。何が正しいのか間違っているのか、真実は闇の中。
 今から4年前に、深読みギリシャ星座神話というタイトルの本を書いた。たいして売れてはいないが、この本がきっかけで、星座のギリシャ神話をモチーフにした講演や講座の仕事も舞い込んでくるようになった。そんなわけで自分が書いた本を何度も読み返すわけだが、先日地下鉄の中で、今まで目を通してなかった「あとがき」を読み直してみて、我ながら感心してしまった。まあ、これを自画自賛というのだが・・・
 そこでは、ギリシャの神、プロメテウスとエピメテウスとパンドラの壺に触れている。プロメテウスは「先に考える」、エピメテウスは「後で考える」という意味合いがあり、そこから生まれたのが、プロローグでありエピローグだ。ある日、エピメテウスのもとに怪しげな壺を大事そうに抱えたパンドラがやってくる。プロメテウスなら嫌な予感がして追い返してしまうのだろうが、エピメテウスは、あとで考えようと、パンドラを招き入れ一緒に暮らし始める。エピメテウスは、パンドラの壺のことが気になり栓を抜いてみようと提案するが、「大神ゼウスさまが絶対に開けてはいけないというの」とパンドラ。エピメテウスはそれを聞くと後で考えることにして忘れてしまうが、パンドラはこのことがきっかけで気になり始め、開けたくて開けたくてしょうがない。そして少しぐらいならまあいいかと、とうとうパンドラは壺の栓を抜いてしまう。すると壺の中からは怪しげな黒い霧が立ち昇りあたりに消えていった。壺から舞い上がったのは、なんと病気、嫉妬、悪意、憎悪、暴力、戦争、災害だったのだ。それまでの世界には邪悪なものは何一つなく、人間は神と共に自然と共に何不自由なく暮らしていた。ところがパンドラの好奇心が「諸悪の根源」をまるで伝染病のように世界に広めてしまった。これは、パンドラの壺でおなじみの夢否話だが、実は、これは、大神ゼウスの人類抹殺計画だった。しかし壺の底にまだ一つだけ残っていた「希望」が救いとなった。
 この後締めに入るのだが、長くなってしまったので、この続きは、次に譲ることにしよう。

2021年07月02日