デジカメ買った

 数か月前から、気になる存在のデジカメがあった。カメラは両手に余るほどあるので、これ以上増やすのはいかがなものか?そろそろ断捨離をする歳でしょう。などと思いとどまらせていたが、ついに物欲が勝ってしまった。ただし新品は手が出ないので中古。
 そのカメラとは、ニコンクールピックスP950。コンパクトデジカメだ。今さらコンパクトデジカメなんてと思うかもしれないが、普通のコンパクトデジカメではない。なんと光学83倍ズーム。4.3mm~357mm(35mm換算で24mm~2000mm)という怪物だ。怪物だけあって大きさも重さも尋常ではない。重量は1kgを超えている。これをコンパクトというのか?!実はP950のさらに上があって、光学125倍ズームのP1000が存在している。超望遠の3000mmは魅力的だ。ただし重量1.4倍、お値段は1.3倍。どちらにするか迷った末、少しでも手軽に使いたいし安いからという理由でP950に落ち着いた。
 なぜ、このカメラが気になっていたかというと、これだけの超望遠ならカメラだけで月のクレーターはもちろん、木星の縞模様や土星のリングも写せるのではないか?長時間露光もできるので、星雲星団も撮影できるのではないか?だとすれば、重い機材はもう必要ない。根っからの無精者の私にぴったりのカメラだという、いささか不純な動機からなのだ。
 というわけで、カメラが手元に届いた夜、さっそく月を撮影してみた。P950には月を美しく撮るための月モードがあるが、まずはマニュアル撮影。このカメラの実口径55mmなので、50mmの望遠鏡で撮影した月と同等に撮れれば上出来だ。
あと、バーダープラネタリウムのソーラーフィルターをセットして、黒点がちらほら増えてきた太陽も撮ってみた。ちなみにどちらも手持ち撮影である。さてその結果は・・・
評価は皆さんにお任せするとして、おいおい惑星や星雲星団の画像もお見せしてゆきたいと思う。


2021年09月08日