金星と木星が超ニアミス
明日の朝は、金星と木星が超ニアミスを起こす。間隔は0.25°。腕を伸ばして立てて小指の幅の1/4ほど。望遠鏡なら100倍の視野にも余裕で入ってしまう間隔だ。しかし明日は全国的に雲に阻まれそう。
そんなわけで、4月30日の朝先撮りをしておいた。間隔は1°と広いが、まあ撮れないよりいいだろう。4月末とは思えない冷え込みだったが久々に透明度が良く4惑星が良く見えた。焦点距離500mmのSKY90にオリンパスE-M5MkⅡボディをセットして撮影。木星の衛星も写ってまあまあの出来?
さらに欲が出てもう少し接近した様子は撮れないものかと、11時過ぎに青空をバックに撮影してみた。さすがに―2等の木星は青空に溶けてしまいそうだが、明け方よりも間隔が狭まっていることがわかる。これは金星が木星に近づいたからだ。
5月2日には夕方の西の空で水星と細い月が並ぶ。そしてひょっとしたら、4月21日に近日点通過をしたパンスターズ彗星(C/2021O3)もそばにいるはずなのだが、崩壊してしまった可能性がありどうも見えなさそう。まあとにかく晴れることを祈ることにしよう。