10の難行?
8月8日から13日かけて、あちこちで講演・講座が重なった。8日は、とよた科学体験館での親子天文教室。9日は、愛知県下水道科学館で星空教室2回。10日は、旭高原元気村でプラネタリウム工作教室。これは6時間に及ぶサバイバル講座だ。そして11日は、午前中は安城市文化センターで中学生のための天文講座1回目、午後からは一宮中日文化センターでこども天文講座とルーチンの天文講座。12日は、午前中は安城市文化センターで中学生のための天文講座2回目、午後からは伊良湖ホテルでペルセウス座流星群講演会と観望会。13日は、午前中は安城市文化センターで中学生のための天文講座3回目だった。新型コロナ禍でなまった体にはけっこうきつかったが、「まるでヘルクレスの10の難行みたい」だと勝手に悦に浸っていた。
10日の元気村では、サバイバル講座の後天気が良かったので、同行した谷川氏としばらくペルセウス座流星群の撮影を行った。流星はほとんど流れなかったが、今年初めて夏の天の川を見ることができた。そして、極大日の12日は伊良湖ホテルの屋上で観望会に参加したお客様方と流星群を眺めたが、午後9時半から11時までに5個を見るにとどまった。近年ペルセウス座流星群は、悪天候に妨げられる年も多いが、全体的に低調になってきたような気がするのは私だけ?
連続6日間で10の講座・講演をこなしてきたが、新型コロナウイルス禍の中、大学の授業などはリモートになって、それはそれで慣れてきたものの、やはりお客様のようすを生で感じながら対面で行う講演や講座の方が何倍もいや何百倍も楽しいし、今この瞬間・瞬間の時間を皆で共有し、生きているということを感じることができる。
人は直接コミュニケーションを持つことで生きてきた。それを突然止められたら、精神的に参ってしまう。その結果免疫力が下がりかえって、よくない結果を生んでしまう。
新型コロナウイルス禍ではあるが、細心の注意と節度を保って、できる限り対面でコミュニケーションを図ることの方が、過度な自粛よりもはるかに健康的だ確信した。
写真は元気村でスマホで撮影した木星と土星と天の川