気合を入れて火星撮影
昨夜は、台風一過の晴天?の割には、シンチレーションが良かったので、少し気合を入れて接近中の火星を撮影してみた。
デジタルに限らず一眼レフでの拡大撮影は、もう数十年やっているのであまり苦はないが、近年はやり始めたWEBカメラでの撮影は数えるほどしかして来なかったので、どうも腰が重い。特に今年は、新型コロナウイルスのせいか、知らず知らずのうちに食べる量が増え、運動不足も重なって、体重が増えたまま減らない。おかげで体のキレの悪いこと。だからなおさら面倒なことに対して前向きになれない。しかしこれをコロナのせい、歳のせいにするにはチト情けない。というわけで、2年ぶりにほぼゼロからWEBカメラでの火星撮影をしてみた次第だ。
まずノートパソコンにキャプチャーソフトをインストールし、タカハシFCT125に谷川氏から譲り受けたZWO社のASI120MCを接続するのだが、これでは焦点距離が700mmしかないので、アイピースを入れての拡大撮影をする。パソコン画面に映った火星像でピントを合わせ、明るさを調整して、まずは40秒キャプチャー。望遠鏡を据え付けてある木造家屋の屋上は、良く揺れるので、その間息をひそめて微動だにせずじっと耐える。
「おお、意外と写るじゃん!」
早速部屋に戻り、レジスタックスをデスクトップパソコンにインストールして、スタックとウエーブレット変換。レジスタックスも進化していて、ほとんどオートで処理してくれる。やってみればどおってことない作業で、昔ながらの6枚コンポジットとは比較にならない画像が得られる。これは楽しい。めんどくさいなんて言わずに、もっとあるものを活用しなくちゃね。今日は20cmカセグレンでも撮像してみることにしよう。
2020年10月11日23時37分
12.5cm屈折(FCT125) 2倍アタッチメント+LE18mm
ZWO ASI120MC 40秒CAP
レジスタックスVer6でスタック、ウェーブレット変換