元気のない太陽
昨年1月6日の部分日食以降、太陽の写真を撮影するようになった。とくに2019年12月1日以降は撮影回数は増えてゆき、2020年5月20日までの撮影日数は66日。
撮影して気づくことは、あまりの黒点の少なさ。というより無黒点の日数の多さ。66日のうち黒点が写っていたのは14日だけ。しかも針先で突いたような小さな小さなものばかり。まあまあ見栄えのする黒点が現れたのは、1月29日と4月30日の写真に写っているものだけだ。さらに黒点の生存期間は数日程度ととても短い。いよいよ極小期への突入だ。
これまでに私の人生の中で、太陽黒点の4回の極小期が記憶に残っているが、今回は例年になく落ち込み激しいように感じる。実際NASAも2019年6月に「太陽活動は過去200年間で最も弱くなる」との予測を発表しているが、まさに的中していると言えるだろう。
太陽活動が長期間衰えると、地球は寒冷化するという話もあるが、果たして今後どうなってゆくのだろうか?これからの推移を見守ってゆきたい。
1月29日と4月30日の、まあまあ見栄えのする黒点写真を掲載しておこう。