深読みギリシャ星座神話あとがきより2

 前回の、深読みギリシャ星座神話のあとがきの続き。
 てんびん座のギリシャ神話によると、神が人間をつくり、神と人間が何不自由なく楽しく暮らしていた時代を「金の時代」、ペルセポネが冥界から世界に冬という季節を持ち込んで、人間が働かなくては行けなくなった時代を「銀の時代」、個人の欲望を満たすために争いが始まった「銅の時代」、そして武器を手にして国と国とが戦争をするようになった時代を「鉄の時代と呼んでいて、古代ギリシャ時代の詩人ヘシオドスによると、現代も「鉄の時代」が続いているそうだ。それは正しいだろうか?ひょっとしたら「鉛の時代」かも・・・
 私達はインターネットというかつてない利便性を手に入れた。パンドラの壺にも似た何でも出入りするスマホを介して、パンドラの壺から飛び散ったように様々なものが、さらに加速して縦横無尽に世界を駆け巡っているのかもしれない。何でもありとあまり度が過ぎてもっと傲慢になっていないか?再びゼウスが激怒して私たちを破滅に追い込む、天変地異、未知のウイルス、核戦争を企てるかもしれない。そんなことになったら未来を担う若い世代に申し訳ない。ここは、私たちにとって最後のよりどころである、「希望」を糧に、「愛」や「夢」や「絆」で、「諸悪の根源」に負けないパワーを、世界に広めようではないか。
という締めになっている。
この2017年に書いたあとがきを地下鉄の中で読み直してみて、まさに今のこの世界の様子ではないかと、妙に恐怖を感じるとともに感動して、自画自賛、独りよがり、自己満足に陥ったというわけだ。おかげで、久屋大通駅で降り損ねそうになってしまった。
 大神ゼウスの仕業だとはもちろん思わないが、なんだか目に見えない大きな力が働いているようにも感じる。誰が現代版パンドラの壺開けのか、世界をこの国をどうしたいのか、疑心暗鬼をあおるだけで、国々もマスメディアもネットも決してすべてを語ってはいない。とにかくこの1年半に起こったことの真実が知りたい。

2021年07月02日